恐怖のバクテリア〜バクテリア王国へようこそ〜

御厨鈴音(みくりやれおん)が勝手に作り上げた恐れるにたらぬ王国。小説とも呼べない駄文ばかりですので、読むときっと後悔します。そんなの嫌だ、という方と18歳未満の方、BLという二文字に嫌悪を感じる方は今すぐお逃げ下さい。
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Author:御厨 鈴音
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In the name of love act28

►2007/09/28 20:00 



 レイが何を考えているのか、わからない。
 エドワードがついた些細な嘘が、二人の間に埋めることのできない距離をつくってしまった。
 それなのにレイは今まで通りに接してくれる。
 優しい笑顔。優しい言葉。
 それが虚しく感じられるのはなぜだろう?
 何気ない言葉や行動に垣間見える愛情を感じるたびに逃げたくなる。
 あの時、自分の中で必死に張りつめさせていたものが、いとも容易くポッキリと折れてしまった。一度壊れてしまったものを元に戻すのは容易なことではない。そしてエドワードはそれを元に戻す方法を知らなかった。


 晩餐の騒がしさの中、エドワードは待ちわびた人の姿を見つけて合図の手を挙げた。
 それを目印に近づいてきた人にエドワードは笑顔を見せる。
「やあ、ケイト。わざわざ呼び出して悪いな」
「いいのよ。私も会いたかったもの」
 煩雑な雰囲気を醸し出すレストランは会話をするには向かないが、今はあまり静かな場所に行く気分にはなれなかった。少しでも気を抜くと、死にたくなるほどの罪悪感で胸が押しつぶされそうになるからだ。だから今は、この喧騒が何よりの救いだった。
「今日はお前に話があるんだ」
 そう切り出したエドワードに、
「まあ、何かしら」
 と、期待を込めた目でケイトが見つめてくる。
 頭の中ではこれから語られる内容についての予測が目まぐるしく駆け巡っているのだろうが、エドワードはそれでも真摯な顔を崩さずケイトに向き合う。彼女がそういう人間だということは五年の交際で知っているつもりだ。
「俺、今の会社を辞めようと思うんだ」
 そう言うと、ケイトの顔が驚愕の表情になり、それが失望に変わるのにさほど時間は掛からなかった。
「失業者になって、そのあとどうするつもりなの?今のご時世、仕事なんてそう簡単に見つからないわよ」
 責め立てる口調でそう言ったケイトをなだめるように、エドワードは笑顔を作ってみせる。
「また、建築に関わろうと思っているんだ。実はもうオファーも来てる」
 エドワードの言葉を聞いたとたん、ケイトの態度が手のひらを返したように豹変した。
 たちまち上機嫌になったケイトに苦笑しつつ、エドワードはおもむろに立ち上がった。
 ケイトのすぐそばに跪くと、彼女の身体を自分へ向けさせる。
「お腹に触れてもいいか?」
 エドワードが訊くと、ケイトは戸惑ったように「ええ…」と頷く。
 許可を得たエドワードはケイトの腹を慈しむようにやさしく撫でた。
「まだぺったんこなんだな…」
 感慨深げに呟いたエドワードに、
「そ、そりゃあ、まだ三か月ですもの…」
 とケイトが口ごもる。
 そしてエドワードは、口元に幸せそうな笑顔を浮かべてケイトの下腹部に耳を押し当ててきた。
「ちょ、ちょっと、止めてよ!何してるのよ!」
 あわてて引き離しにかかったケイトの腕に拒まれたエドワードは、それでもうっすらと笑みを浮かべている。その笑顔は、普段他人の表情など気に掛けたことのないケイトの目から見ても不気味なほどだった。
「いいじゃねーか。俺は父親なんだぞ」
 ケイトがその言葉を聞いてなけなしの良心を痛ませていることなど露知らず、エドワードはケイトを見つめて言った。
「ケイト、俺と結婚してくれないか?」


〜To Be Continued…〜



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コメント

そんな〜〜〜

ええ。エドいい人過ぎる〜。

でも、余計、惚れそう・・・

No:104 2007/09/28 21:14 | 星歐花 #xxmTR6YcURL[ 編集 ]

そうなんですよ…

いらっしゃいませ、星さま♪

嬉しいお言葉、ありがとうございます☆
エドワードは責任感の強い男なんですよ〜。
それにあんまり人を疑わないというか。基本、女に弱いらしいです。
いいヤツです、ホント…(T_T)

No:105 2007/09/28 22:39 | れおん #-URL[ 編集 ]

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