恐怖のバクテリア〜バクテリア王国へようこそ〜

御厨鈴音(みくりやれおん)が勝手に作り上げた恐れるにたらぬ王国。小説とも呼べない駄文ばかりですので、読むときっと後悔します。そんなの嫌だ、という方と18歳未満の方、BLという二文字に嫌悪を感じる方は今すぐお逃げ下さい。
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御厨 鈴音

Author:御厨 鈴音
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In the name of love act16

►2007/09/16 20:00 

  

 エドワードは取り乱したレイを落ち着かせるため、一先ず自分のアパートへ連れ帰った。再びこの部屋に戻る時は一人なのだと思っていたので、レイが部屋にいる光景に違和感を感じると共にどこかほっとしている自分がいた。
 ミルクと砂糖をたっぷり入れたカフェオレを作ってやり、レイに差し出す。
「ほら、飲めよ」
「うん、ありがと…」
 レイは大分落ち着きを取り戻してはいたが、その不安げな表情が未だ胸のうちの動揺を抑えきれずにいることを現しているようだった。
「その…、ギルフォードがお前を襲ったってどういうことだ?」
 エドワードが口火を切ると、レイは揺れ動く感情そのままに瞳を揺らめかせて口を開く。
「うん、あの日、アーサーのマンションを飛び出して自分のアパートに帰ろうと思ったんだけど、道に迷っちゃって…。ウロウロしてたら三人組の男の人に声掛けられて、なんか狭い路地裏みたいなとこに連れ込まれて…」
「…犯られたのか?あ、いや、悪い…」
 自らの失言に恥じていると、レイは気にしていない風に緩く首を振った。
「ううん、されそうになって、めちゃくちゃに暴れた。そしたら、その中の一人が言ったんだ。『俺たちはアーサー・ギルフォードに頼まれてやってるんだぞ』って…」
「なんか、胡散臭いな…」
 ギルフォード氏を庇うわけではないが、そんなものは口だけならどうとでも言える。しかもレイの部屋を見張っていた男たちはギルフォード氏がレイを探していると言っていた。襲わせておいて、そのくせ行方が分からなくなると捜索させるなど矛盾している。
「分からない…。でも前の日にアーサーをすごく怒らせちゃったし、愛想尽かされたんだと思って…」
 レイはその時のことを思い出しているようで、また沈んだ表情になる。
「…当然の仕打ちだと思った。これは彼の怒りなんだって」
「なんでそうなるんだよ…」
 エドワードにはそのレイのネガティブな思考回路が理解できず、苛立ちを覚えた。
「そんなのおかしいだろ。恋人だったんだろ?信じてやらなかったのか、あいつを。あいつはそういうことを平気でやるようなやつだったのか?お前はそんなやつと付き合ってたのかよ!?」
 苛立ちが怒りという形で言葉に現れ、つい攻めたてる口調になる。
「…わからない。僕はアーサーを信用していなかったのかな…。今となっては本当に愛していたのかも疑わしいね…。ずっと不安だったんだ。僕は彼に相応しい人間じゃないって。いつかアーサーが僕に飽きて、女の人を好きになるんじゃないかって。騒動が起きてからはずっとそんなことばっかり考えてた。この騒動で、僕と付き合ってるの面倒になるんじゃないかとか。恐くて、恐くてたまらなかった…」
「……」
 レイの心情の吐露にエドワードは言葉を失くしてしまう。
 普通の恋愛ではないのだ。男同士でしかも相手は公人である。貴族であり、その血を後世に残さなければならない人間。レイの苦悩は当然のものなのかもしれない。
「…それで、その後どうした?」
 レイがまた泣きだしてしまうような気がして、話題を元に戻す。
 アーサー・ギルフォードが仕向けたのかどうかは解決していないが、やはり相手が男だろうと泣かれるのは好きではないのだ。
「うん、それで僕は発作を起こしちゃって…」
「何か病気でも持ってるのか?」
「ああ、うん、そんな大したもんじゃないけど…。とにかく、それで男の人達がびっくりして逃げちゃったんだ。そこから僕の記憶はない。気がついたらこの部屋で、ベッドの上だった。具合が悪くてずっとソファで横になってたの」
 ごめんね、と言うレイになんとなく記憶がよみがえった気がした。
 路地で小さくうずくまって寒さに震えるレイ。助けなければ死んでしまうと、酔った頭の片隅で思ったのかもしれない。それはエドワードが勝手に作り上げた記憶なのかもしれない。それでも今は、酔っ払いながらもレイを助けた自分を褒めてやりたいと思った。
「お前が今、ここにいてよかった」
 助けなければこの季節、凍死していたかもしれない。そして、こうして語り合うこともなかっただろう。その奇跡のような偶然に今は感謝したい気持ちでいっぱいだった。
 ふと温かい火を灯した瞳をレイがじっと見つめていた。
 その手には、すでに空になったマグカップがしっかりと握られている。
「レイ、一緒に暮らさないか?ずっと傍にいてほしい」


〜To Be Continued…〜



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In the name of love (完結) | Comment(6) | Top ▲

コメント

たびたびお邪魔!

カウンターね、わたしの所は大丈夫みたい。
でも以前なったよ!
全くカウントされない空白の時間が出来てた。
わたしがやってるFC2ブログ3つのうち、2つ同時に同じことが起きてたんだ。
それと同じ事象かな?
旧画面に戻せるなら戻してみたほうがいいかも。
まだまだ不安定続きだねー。
ちなみに、わたしのところは旧画面に戻せなくなってますよ。

No:65 2007/09/16 21:03 | ちゃとら★ #-URL[ 編集 ]

はじめまして。

はじめまして。

突然で申し訳ないのですが、一つ質問させてください;;


カテゴリーからこの小説を開くと、
1〜順にちゃんと並んでいますよねぇ。

普通にやったら
新着順、つまり一話が最後になってしまうとおもうのですが、どうやったら日付の古い順に並べられるのでしょうか・・・?

私もブログで小説を書きたいと思っていたので、
読みやすいように古い記事からのせたいと思いまして・・・・;;


どう調べてもさっぱりだったので、もしよろしければ教えて下さい。
分からないときは、気にせず放置してかまいませんので(´・ω・`)


毎日更新していてすごいですね♪
これからもがんばってください。

でわ、長々と申し訳ありませんでした。

No:66 2007/09/16 22:05 | 氷華 #-URL[ 編集 ]

やっぱり〜(+_+)

いらっしゃいませ、ちゃとらさま♪

以前、ちゃとらさんと星さんの会話でカウンターのことが話されていたように思ったので、うちのもそうかな…と。
ブログ村のOUT数よりうちのカウンターのその日の来訪者数が少なかったことが何度かありまして。

私的には新管理画面が結構気に入ってるんで、早く軌道に乗せてほしいですね☆
コメントありがとうございました♪

No:67 2007/09/16 22:25 | れおん #-URL[ 編集 ]

はじめまして〜♪

氷華さま、いらっしゃいませ〜♪

いかんせん、私もブログを始めて一か月ちょいという初心者なので上手く説明できるかどうかわかりませんがお許しくださいませ☆

私はFC2しかレンタルブログを使ったことがないので、FC2のやり方でご説明しますね☆

まずは、「環境設定」から入って、「ブログの設定」へ。
そうすると、多分初期設定ではすべて「新しい順」になっていると思うので、古い順にしたいやつを変更したら完成です。結構簡単です☆脳みそ従来比60%の私にもできたんですから…(^o^)丿

ブログ立ち上がったら是非知らせて下さいね(^_-)-☆
お邪魔しに行きます!!

No:68 2007/09/16 22:44 | れおん #-URL[ 編集 ]

番外編を・・・

こんばんわー、お邪魔しております。
ううー!ハラハラしますね!
エドを応援したい気持ちはすごくあるんですが・・・。レイちゃんにはアーサーと幸せでいて欲しいし・・・。
あ、後に番外編とかで、エドの可愛い恋人を作ってあげるってのはどうですか?(大きなお世話だ)

あ、記事を古い順に並べる方法、勝手ながら私も試させていただきます!ずっと悩んでいたもので!

No:69 2007/09/17 00:13 | あきら #-URL[ 編集 ]

あうぅぅぅ…(T_T)

いらっしゃいませ、あきらさま♪

あきらさんのコメントを読んだら胃がキリキリしてきました…(@_@)
どうしよう、どうしよう…\(゜ロ\)(/ロ゜)/
もう結末は頭にあるんですが、ドSで鬼畜なれおんのことなので…(-_-)
あきらさん、優しいですね!!今、自分がマジで鬼畜だって気が付いた!(TOT)!(もっと早く気付け〜!!)

私もまだまだページ作りに関してはわからないことだらけなので、逆に教えて欲しいくらいです!!
記事が短いとペットが変な位置にずれるの、何とかしたいんですけどね〜★

No:70 2007/09/17 00:37 | れおん #-URL[ 編集 ]

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