In the name of love act13
その日は陽の高いうちから身体を重ね、エドワードが満足して交わりを解いたのはすっかり夜も更けた頃だった。レイの気を紛らわすための行為だったはずが、レイが「もう、ムリ!!」と叫んでも止めることができず、最早それが本来何のためであったかなどどうでもよくなってしまっていた。
以前に付き合っていた彼女とはお座成りなセックスしかしていなかったのだと今更ながら思い知り、同時に、レイに対して並々ならぬ執着を持ち始めている自分に気付かされた。
しかし、エドワードの心はもう決まっていた。
(厄介事はもうごめんだ…)
下手をすれば自分もこの騒動に巻き込まれ兼ねない。
それは思い出したくもない過去の過ちをほじくり返される結果になるだろう。
後始末を終えたエドワードは、疲れ果てて眠り込んだレイの隣に横たわり、雑念を振り払うようににきつく目を閉じた。
レイが目を覚ましたのは正午近くなってからだった。病み上がりだったというのにあれだけ身体を酷使したのだから仕方のないことではあった。エドワードはいち早く起きてシャワーを浴び、近所の肉屋でサンドを買い、スクランブルエッグを作っていた。もちろんレイに食べさせるためだ。
レイが目覚めたのに気が付いたのはベッドルームで派手に転倒する音が聞こえたためだった。
駆けつけると、ベッドの下に全裸のレイがうずくまっていた。
「大丈夫か?」
笑いをかみ殺しながらそう尋ねると、
「…立てない……」
と、泣きそうな声が返ってきた。
「悪かった、昨日は無理させたもんな。バスルームまで連れてってやるから」
そう言ってエドワードは、レイの身体を横抱きにした。
「お前、軽すぎるんじゃねーか?」
細いとは思っていたが、抱き上げた身体の軽さは想像以上だった。
「ちゃんとメシ食ってんのか、お前」
「あ、いいよ…!お、降ろして…!!」
「バカ、歩けないくせに何言ってんだよ」
有無を言わさず暴れるレイをバスルームまで運ぶと、いきなり温水を頭からかけてやる。
「わぁっ!!何っ!?」
「俺が洗ってやるからおとなしくしてろ」
「でもエディが濡れちゃうよ!」
「かまわねぇよ」
ボディソープで泡立たせたスポンジをレイの肌にすべらせると、レイの手がスポンジを奪おうと手を出してくる。
「いいよ、自分でする!」
「黙ってろって」
エドワードは身体が濡れるのも構わずにレイを後ろから羽交い締めにすると、スポンジと手で泡を塗り広げていく。その洗浄目的ではないあやしい手の動きにレイが身を捩らせる。
「や、やだ、やめてよ…」
顔を赤くして恥ずかしがるその姿がエドワードの情欲を誘う。
いたずら心から始めた行為が次第に熱を帯びる。
レイの首を捻じらせて後ろからキスを交わす。
昨夜もさんざん弄った胸の粒を愛撫すると、その手をレイが引き剥がしにきた。
「だめ、そこ痛い…」
潤んだ瞳で懇願されて、昨日出し切ったはずの欲望が再びズクリと脈打ったが、
「悪ぃ、今のも忘れてくれ」
エドワードは身体を放してバスルームから出た。これ以上裸のレイと密着していたら欲情してしまいそうだった。
どうやら自分は本気でレイにイカレていると自覚したエドワードだった。
〜To Be Continued…〜![]()
↑読んで下さってありがとうございます!よろしければポチっとお願いします♪





コメント
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
No:58 2007/09/13 22:18 | #[ 編集 ]
コメントの投稿