In the name of love act7
エドワード・ハーシェルは夢を見ていた。
五年間付き合って結婚まで考えていた恋人に振られ、そのせいで集中力を欠いていたエドワードは、仕事で信じられないようなイージーミスを犯し上司から強烈な嫌味を食らった。
飲まずにはいられなかったエドワードはパブでしこたまスコッチを呷り、そのまま夢の中にダイブしたわけである。
夢の中でエドワードは「とても重たいもの」を運んでいた。なぜ運んでいるのか、それが何なのかは自身も分かっていない。しかし、運ばなければならないという義務感が彼を突き動かしていた。
寝台の狭さが不愉快で目が覚めた。窓の外からは明るい光が差し込んでいる。いつもの起床のパターンで置時計に目をやると、すでにいつもなら部屋を出ている時間を過ぎていた。
「クソッ!遅刻だ!!」
二日酔いで痛む頭を抱えて悪態をついて起き上がると、自分が寝ていた隣に見慣れぬ物体が横たわっていた。一瞬それがあまりにも整った顔立ちをしていたので人形かと思ったが違った。生きた、人間だ。
「うわぁぁぁ!?」
飛び上るほど驚いて、尻で後ずさる。
エドワードが大きな声を上げたにもかかわらず、謎の人物は寝入ったままだ。
(女…?しかも未成年じゃねーのか!?)
思わず自分の股間を探ってみたが、これといった異常は見つからなかった。どうやら、ことには及んでいなかったようである。
(もしかして、未成年者拉致監禁か!?)
昨夜の記憶を必死に辿るが、パブで飲んでいた辺りまでしか思い出せない。
しかし、酔って記憶が無いとはいえ犯罪は犯罪である。
「おい、起きろ!起きろってば!」
揺すっても、叩いても微かに声を上げるだけで少女は一向に目を覚ます様子がない。
「っと!!やべぇ、遅刻しちまうじゃねぇか!!」
クソ、畜生、とあるだけの罵倒語を口にして気分を落ち着けようとするが、オロオロと右往左往するだけで何一つ問題は解決しない。
パニックに陥っていたエドワードだったが、パタリと何かが吹っ切れた。
「俺は何も知らない!何も見てねぇ!」
つまりは現実放棄したのである。
急いでクローゼットからシャツとスーツを取り出して着替えると、玄関へと向かう。
もしかしたら本当に夢だったのかもしれないと、もう一度ベッドを確認する。
「あー、もう知らん…」
薄汚れたシャツを着たまま、天使のような容貌の少女がすやすやと眠っていた。
その姿は一枚の絵画にしてしまいたくなるほど美しい。
しかし今のエドワードには、それを鑑賞している心の余裕などまるでなかった。
どうか、仕事から帰ってきたときには消えていてくれと心から願うエドワードであった。
〜To Be Continued…〜![]()
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コメント
こんばんは♪
FC2コミュからやってまいりました。
小説読ませていただきましたが、すごいおもしろかったです!
これからどうなるのでしょう!?
めちゃ気になります(゚ロ゚; )
No:38 2007/09/07 21:24 | 遠麗 #-URL[ 編集 ]
いらっしゃいませ〜☆遠麗さま♪
こんな過疎ブログにようこそおいでくださいました〜☆
拙い小説ですが一生懸命書いております。
これからどうなるのでしょうか?
結末はもう決めていますが、ゴールにたどり着くまで作者が迷走です(@_@)
これから毎日通います♪また一つ楽しみが増えました☆
拍手ありがとうございました!!
No:39 2007/09/07 22:32 | れおん #-URL[ 編集 ]
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