行っちゃヤダ。(R-18)
►2007/08/10 01:38
まず始めにお断りを。本文は男性同士の性描写を含んでいます。18歳未満の方、男性同士の性描写に嫌悪を持たれる方、または(里村と玲人の絡みなんて読みたくなかったよ〜!!)という方は、ここで引き返して下さい。下の文章からR-18指定とさせていただきます。
本当に、ただヤッているだけのSSです。それでもよろしければどうぞ(笑)。
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「仕事、何時くらいに終わるの?」
寂しそうに本日何度目かの似たような質問をぶつけ、私の愛くるしい恋人はその大きな瞳に私の姿を映している。その瞳がわずかに涙で潤んで見えるのは私の思い違いだろうか。
「せっかく今日お休みなのに、雅己(まさみ)さんが仕事なんてつまんない…」
多忙な私の恋人が珍しく土曜日に休みを取れたというのに、急な仕事が入り私は後ろ髪を引かれる思いでこうして出勤しなければならなくなったのだった。
彼の職業はミュージシャン。世界的にも有名な音楽プロデューサーだ。クールビューティーというイメージが浸透しているが、オフでは甘ったれで寂しがり屋な子供になる。私しか知らない彼のもう一つの顔だ。
「僕も一緒に仕事場に行っちゃおうかな」
「それは駄目です」
冗談じゃない。そんなことになったら仕事に集中できなくなる。
今とて私は彼の下半身に視線をやらないように細心の注意を払っているというのに…。
彼は今、素肌に私のYシャツ一枚という扇情的な姿だ。昨日私が脱ぎ散らかしたシャツをそのまま着ている。着替えることを勧めたが、私の匂いが付いてるから着替えたくないと言われてしまうとそれ以上は言えなくなってしまう。こうして男を誘うような真似をするのも無意識なので手が負えない。
玄関まで彼は追ってきて、
「行ってきますのチューは?」
私の首に腕を絡ませて体を寄せてきた。
まんざらでもない私は期待に応えて、彼の花びらのような唇に口づける。
「う…ンン……」
彼の方から深い口づけを仕掛けられて応えてやると、甘い声がもれる。私もたまらず彼の身体を抱き寄せると、腹の辺りにかすかに硬いものが当たるのがわかった。
「キスだけで硬くしたんですか?」
耳元で囁くと、彼が小さく身震いをした。彼が私の声に弱いことは承知の上だ。音楽家の性なのか聴覚への刺激も性感につながるらしい。
「昨日あんなにしたのにまだ足りないんですか…?」
私ももう止められない。足りなかったのは私も同じだったようだ。
私はわざと彼の前が擦れるように腰を動かして彼の反応を楽しんだ。
「アァ…ンンン…」
快楽に弱い彼はたったそれだけの刺激で甘い喘ぎをもらす。それでも必死に声を我慢しようと唇を引き結んで俯いている様は余計に私の情欲をかきたてる。
「ああ。シャツにシミができてますよ。いやらしい人だ。いじって欲しかったら、そこを私に見せてみなさい」
彼が私を恨めしそうに睨んだが、快楽でうるんだ瞳で睨まれても誘っているかのような色香だ。
彼は観念したようにおずおずとシャツのすそをめくり上げる。その下から現れたのはピンク色に色づいてすでに先端を濡らしている性器だ。すでに立ちあがりかけているそれは、愛撫を待ちわびるように私を誘う。
「触って欲しいのならちゃんとお願いしてください。どこをどうして欲しいんですか?」
彼が羞恥にうち震えて唇をかみしめる。白い顔が瞬く間にリンゴのように赤く染まった。それでも彼が快楽に勝てないことを私は知っていた。
「…僕の、おチンチンを、こすって下さい」
まるで子供のような幼い口調で淫らなおねだりをする。普段のクールな美貌とのギャップがたまらない。
私はご褒美だというように口づけてやると、彼の望み通りに性器への愛撫を施してやる。
「ンッ、ンッ、フゥゥ…」
口を塞がれているので声を上げることも儘ならず、それがまた彼の性感を高めているらしい。行き場のない快感は彼の中にわだかまっていくようだった。
「イってもいいですよ」
唇を離すと堰き止めていた官能が迸るかのような切ない声を上げて、彼が私の手の中で達する。
「アッ、アッ、アッ、アァァァ……!」
いくら扉が厚いとはいえ、外に聞こえてしまったかもしれない。しかし今更ベッドに移る気もしない。初めての玄関での情事に私も興奮を隠せない。
まだ快楽の余韻に震えている彼を後ろ向きにするとシャツを捲りあげて後孔へ彼が先程放った淫液を塗りつけた。彼の嬌態に私も余裕を失くしている。一本目の指がすんなり入るとすぐに二本目の指を挿し入れた。
「やぁ、いや、そんなにグリグリしないで……!」
「痛くないはずだ…昨日だってあんなにしたんだ…」
昨日の余韻か、いつもよりすんなりと指を受け入れているがまだきつそうだ。指の腹で彼の良いポイントを擦ってやりながら、もう片方の手をシャツの中に忍ばせて乳首を愛撫すると彼はたまらなげに腰を捩って悲鳴を上げた。
「ヒィ…ヤァァ……!……もうダメぇ、もうイッちゃうぅ…」
「痛いんじゃなかったのか?」
「早く、早く欲しいよぉ…、ちょうだい、雅己さんの…」
壁に手をついた姿勢で振り向いて、男をねだる様は淫靡というしかなく私のなけなしの理性を奪うには十分だった。
「入れるぞ」
スラックスが足もとに絡まり、下着も中途半端な位置で留まっている間抜けな姿で交わることになったが彼がそんなことに気づくはずもない。彼の神経は自らを犯してくれる熱い塊に集中していた。
「アッ!アァァァ……!」
体内に侵入をしてきてものを歓喜の声を上げて迎え入れる。彼の中は熱くぬめっていて私をきつく締めつけた。
「ウッ…、なんて締まりだ…。そんなに私を早くイカせたいのか?」
「ダメ…、もっとするの…。もっといっぱい擦って…!」
自ら腰をくねらせて、更に深い場所に私を引き入れようとする。私はそんな彼の動きに持っていかれそうになりながら激しく腰を打ちつけて自分のペースに持ち込む。
「ヒッ、アッ、アッ、す、ごい、すごい、の…」
もう言葉もおぼつかず、私の与える快楽のみを追っている。そんな彼の淫らな姿に満足していると、左胸からバイブレーションと機械的な呼び出し音が響く。この音に反応して彼の身体がビクリと痙攣する。内部のものもギュッと締め付けられて思わず暴発しそうになった。
「な、何…?」
しつこく携帯は鳴り続ける。ここで切ってもまた掛かってくることが想像できた。こんな時間に電話を掛けてくる人間など一人しか思いつかない。チッ、と舌打ちをしてスーツの内ポケットから携帯を取り出す。
「はい、もしもし」
私は不機嫌を隠さない声で電話に出る。相手は思った通り、部下の吾一。私の出勤が遅いので掛けてきたのだろう。
繋がったままの姿勢で、彼が不満そうな顔で睨んでいる。私は彼のそんな可愛い姿にいたずら心を刺激されてしまう。前のめりになって彼の口を塞ぐと、グッと強く突き上げる。
「うぅぅぅ……!」
くぐもった声が漏れ、彼は不意打ちを食らって背を弓なりに反らせた。さらに激しく奥をついてやると、苦しそうに首を振って否を伝えてくる。それでも私は構わずに彼を犯し続けた。
「…ああ、そうだ。今日は遅くなる。先に進めておけ」
なおも会話を止めようとしない吾一に苛立ちながら、私の視線は彼の媚態に釘付けだった。彼は必死に声を我慢して苦しげに耐えているが、私とて行為の方に集中したい。私は強引に会話を切り上げると、携帯電話を投げ捨て彼の口を解放してやる。そして彼の細腰を両手でがっちりと固定するといっそう激しく突き上げた。
「アァァ!バカァ…!やぁぁぁ…!」
「ちゃんと満足させてやる…!」
「やぁぁ、も、イッちゃう、イッちゃう、アァァァ…!」
彼が白濁を吹き上げるのと同時に彼の中もそれに呼応してビクビクと痙攣する。私はその刺激に逆らわずにそのまま中に欲望を打ち込んだ。私が最後まで出し切って肉棒を引き抜くと、彼はその感覚にまで感じて微かな声を洩らす。彼の入口はまだ口を開けたまま私の放ったものをだらしなく垂れ流した。そして彼はまるで生まれたての小鹿のように足を震わせて、倒れそうになったところを私は慌てて抱きとめる。その重みを幸福な思いで受け止めながら、2ラウンド目は後ろから座位でやろうと心に決めた。
〜END〜
※WEB拍手お礼SSから。
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